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MAKOA ブログ

ハワイの神話〜オヒアレフア〜

マコアに初めてオレンジ色のオヒアレフアが咲きました!!!少し赤みがかっていますが、紛れもないオレンジ!!まだまだ蕾があるので楽しみです。そういえば、なんとも有名なオヒアレフアの神話を書いていなかったと反省し今日は、ハワイの代表的なオヒアレフアの神話を紹介します。

オヒアレフア

昔々、とても優しく、そしてたくましいオヒアという青年がいました。そんなオヒアにはとても美しいレフアという許婚がいました。二人は毎日、森で鳥達と歌ったり、木に登って夕日を眺めたり、幸せな日々を送っていました。

ある日、オヒアが森をいつものようにレフアに会いに、歩いていると突然目の前に、それはもう燃えるような美しい女性が現れて、オヒアを呼びました。

美しき女性「そこの美しき青年オヒアよ、どうか私にあなたの愛をそそいでくれないかしら。私のあなたへの愛は、この大地の奥深くに眠る真っ赤な溶岩のように燃えているのです。」

オヒア「そこの美しいあなたは一体誰ですか、私はあなたを存じ上げません。そして、私には愛する人レフアという許婚がいるのであなたのもとにはいけないのです。」

美しき女性「何も知らぬ、オヒアよ、なんとあなたは無垢なのかしら。私のこの美しさと燃えるような愛を目にしても私のもとにこれないというのかしら。」

オヒア「はい。申し訳ありません。私は海よりも深く誰よりも、レフアを愛しているのです。あなたのもとには行けません。」

美しき女性「まあ なんという愛。おろかなオヒアよ、私を悲しませたむくいが必ず来るでしょう。」

そういうと、たちまち先ほどまで、美しかった女性はみるみるうちに醜くなり、その怒りと嫉妬でその女性は燃え上がり始めました。そう美しい女性は溶岩の女神ペレだったのです。
怒りと嫉妬に燃えたペレは、オヒアを自分の元へ連れもどそうと、凄まじい形相で迫ってきます。

オヒアは必死に逃げ、レフアの元に向かいました。

レフア「まあ一体どうしたの?」

オヒア「ペレを怒らせてしまった。ペレが私を探して向かってくる。私はあなたへの永遠の愛を誓った身。たとえこの身が果てようともあなたを守りぬきます。どうかまず先に逃げてください。私といてはあなたの身が危ない」

レフア「いやだは、あなたがいない世の中はまさに暗闇。私もあなたに永遠の愛を誓った身、たとえこの身が滅びようともあなたのそばを決して離れません。

こうして二人は共に、ペレから逃げたのですが、怒りと嫉妬に狂ったペレは誰にも止められません。
そうして、二人はペレの真っ赤な溶岩に飲み込まれてしまいました。

一部始終を見ていた他の神々は、ペレを呼び出します。

神々「醜いペレよ 怒りと嫉妬にくるう炎のペレよ。お前は何をその美しき若者たちに何をした?ペレよ、目覚めよ。そして自分のしたことを見返せ。ペレよ怒りと嫉妬に身をまかせるな。目覚めよペレ。」

そう、言われるとペレは、はっと我に帰り、自分の怒りと嫉妬に燃えたあたりを見回します。
そこには黒々とした溶岩があたり一面に広がり、美しかった森も、さえずる鳥たちも皆消えていました。

そして、ペレは真っ黒になった溶岩の大地にひときわ目立つ、溶岩の塊を見つけました。それは、オヒアとレフアが抱き合ったまま、溶岩になってしまった跡だったのです。

ペレ「あああ、なんとおろかな我が身よ。怒りと嫉妬に蝕まれ、美しきものを私は失った。私は、もっとも愛する人をこの手にかけた。そして、美しき愛を飲み込んでしまった。」

そういうと、ペレの瞳からは大きな涙の粒が一つまた一つとこぼれ落ちました。
ペレは泣き続けました。泣いて、泣いて、泣いて、ペレの涙は大粒の雨となり、溶岩の大地を包み込みます。その雨音はまさにペレの慟哭でした。

何日も何日もペレは泣き続け、大地にはペレの涙が降り注ぎました。
すると、不思議なことに、オヒアとレフアが抱き合って固まった溶岩から、小さな小さな緑の葉がでできたのです。

ペレはその小さな葉にも気がつかず、また何日も何日も泣き続けました。
やがでその小さな葉は、枝を伸ばし、しっかりとした幹を蓄えた大きな木になりました。
そして、美しい真っ赤な花たくさんを咲かせました。

その真っ赤な花に鳥たちが集まり、その蜜を吸い、また大地に鳥たちの声が戻りました。
そして鳥たちは歌いました。

鳥たち「甘く燃えるような花はレフア。どんな風にも負けず僕らを守るこの丈夫な幹はオヒア。
オヒアレフアは離れない。彼らの愛は永遠だ。どんな愛よりも美しく強い。」

こうしてオヒアレフアは真っ黒な溶岩の大地に、根を張り美しい真っ赤な花を咲かせる、木になったということです。

おわり。

ハワイの神話は語り部の人によって色々なバージョンがあります。なぜならハワイには書き言葉がなかったからなのです。なので、これは僕のオリジナルです。大筋は変わりませんが、ストリー仕立てにして、ご紹介しました。楽しんでいただけたら幸いです。
ではでは、また。