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ハワイ島でしたいこと何ですか?

マウナケア山頂に建設予定の巨大天文台TMT の問題について知りたい!

ハワイ島の聖山マウナケア山頂には、現在世界11カ国13の天文台がすでに乱立しているにも関わらず、さらにまた、地上18階、地下2階建てに相当する巨大天文台TMT(Thirty Meter Telescope) が建設されようとしています。

このTMT建設費用は、アメリカ、カナダ、中国、インド、日本の5カ国が出資することが決定しています。全建設費用 約1.4億ドル(日本円で約1600億円)のうち 1/4の約400億円を日本が税金で賄おうとしています。この日本の出資額は五ヶ国の中で一番多い額です。

 

 

 

TMT とは?

Thirty Meter Telescope の略。
ハワイ島マウナケア山頂にアメリカ、日本、カナダ、中国、インドの5カ国で建設予定の地上18階建、地下2階建てに相当する超大型光学赤外線望遠鏡。口径30メートルの主鏡は、スバル望遠鏡の10倍の集光力を持つ。

マウナケアと天文台

1967年 ハワイ州により最初の天文台がマウナケア山頂近くに建てられる。
初めは一つだけ、という約束が、
1970年 アメリカ空軍
1973年 カナダ、フランスと次から次へと
2012年までに世界11カ国13の天文台が地元の反対、環境への懸念を押し切って建てられる。

マウナケアはもともとハワイ王国のものであったが、アメリカに占領された後、ハワイ大学、DLNR(Hawai’i Department of Land and Natural Resources) の管轄になり、天文台が建てられている場所のリース代は年間1ドル。

TMT プロジェクトとマウナケア

2009年7月   TMTプロジェクトが最初の建設候補地としてあげたチリではなく、マウナケアを選定

2013年4月   TMT建設のためのハワイ・マウナケア山頂域保全地区利用許可(CDUP)をハワイ州が承認
2013年5月   CDUP承認に対する訴訟が起こされる
2015年12月 ハワイアンを中心とする山を守る運動家たちの行動により、
CDUPの承認手続き差し戻しをハワイ州最高裁判所が決定
2016年2月   ハワイ州によるCDUP再承認手続き開始
2016年10月-2017年3月   CDUPに関する公聴会(44回開催されるものの、それに対する何も行われていない。)
2017年9月   TMT建設のためのCDUPをハワイ州が再承認
2017年10月 CDUP再承認に対する訴訟が起こされる
2018年10月 ハワイ州最高裁判所がTMT建設のためのCDUPを有効と判断。
これにより建設にむけた法的手続きが完了
2019年6月   建設工事に必要な許可等の行政手続きが完了し、ハワイ州によりTMT現地着工を認める通知が出された。

2019年7月15日 TMT建設工事のためマウナケアロードがハワイ島カウンティーにより閉鎖され、ハワイアンを中心とするマウナケアを守る者たちがマウナケアロードに座り込みを始める。

2019年7月17日 座り込みをしていた長老たち34人が逮捕される。
IGEハワイ州知事は非常事態宣言を発令。

マウナケアは何故 重要か?

*古代からハワイアンにとって神聖な場所であり、信仰の対象。
この地区で生まれた赤ちゃんの臍の緒を山に持っていく風習がある。
*環境問題

•ハワイ島の地下水源脈であるため水質汚染の問題、

•ここに当たる風が変わることによる気象への影響(昔は万年雪だったマウナケアが今では年に数日しか雪が降りません。)

•絶滅に瀕した虫がここには生息している

•工事車両、および、その後の車の排気ガスは、高度の高い所では停滞してしまい、ずっとそのまま。

  • 凍らない湖の中で標高が一番高いバイアウ湖
    この地区で生まれた赤ちゃんの臍の緒を持っていくところ。

  • ハワイ島マウナケア、マウイ島ハレアカラ、ヒマラヤにしか生息しないアヒナヒナ(銀剣草)。個体によって寿命は違うが15年に一度、30年に一度と一生に一度だけ花を咲かせる。

マウナケアを守る運動

現在、世界中から多くの人たちがマウナケアの麓に集まり、平和的に山を守ろうと ハワイ州知事に建設即時中止を訴えかけています。
お年寄りから子供まで涙を流しながら、地面に跪き祈り、訴えています。
その数は、1300人を超え、日に日に増え続けています。
バーニーサンダースをはじめ、世界的に各方面から、このマウナケアを守る運動を支持表明してくれる人が増えています。
中でも数百人の宇宙飛行士たちが山を守る運動を支持してくれたことは意義深いと思います。

  • アオテオラ(ニュージーランド)からも。

  • トンガからも。

  • 日本からも。

  • ハリウッド俳優のザ•ロックも!!

日本とTMT

このTMT計画は、日本の国立天文台が主導で始まり、予算を文部科学省に申請したものです。

このTMT建設費用は、アメリカ、カナダ、中国、インド、日本の5カ国が出資することが決定しています。全建設費用 約1.4億ドル(日本円で約1600億円)のうち 1/4の約400億円を日本が税金で賄おうとしています。この日本の出資額は五ヶ国の中で一番多い額です。

このTMT建設候補地は他にもありました。TMT 建設に参加している5カ国のうち、建設地をハワイ島マウナケアに1番 固執してるのは日本だと聞いています。現在、日本のスバル天文台がマウナケア山頂にあるため、人員などの便利性のためだと思われます。
もちろん、建設場所が他に移ればそれで良い、という問題ではありません。
しかし、現在(2019年7月22日)マウナケアの麓には1300人を上回る人たちが集まり、その数は日に日に増え続け、各地でTMT抗議活動がこれだけ白熱し、ハワイ州では非常事態宣言が発令され、世界中から山を守る運動への支持表明が出されている中、建設を強行していいものでしょうか?

日本の富士山や伊勢神宮の中に 他の国の天文台が乱立していたら、皆さんはどう思われますか?
日本のみなさんの税金で他の国の文化や信仰、精神、そして自然環境を破壊して良いのでしょうか?

2015年に国立天文台宛にTMT建設中止の嘆願書を提出しました。当時の国立天文台副台長とお話しさせていただきましたが、TMTを建設するのはマウナケア以外に考えられません、TMTは、ブラックホールを見つける、地球外生命体と交信するために是非必要です、ということ以外、何も返事はいただけませんでした。