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MAKOA ブログ

<我らは地球の乳飲み子>

日本語で、赤ん坊のことを、「乳呑み子」とはよく言ったもので、まさに赤ちゃんは「血飲み子」である。

母親の母乳はまさに、母親の血そのもである。

 

そして、私たち人間は、この地球において、みんな平等に「乳飲み子」でもある。大地を削り、家を建て、畑を作り、田を作り、動植物を刈り、この地球そのものの生き血を吸って生きている。

 

この事実の前では、善人も悪人も、もはやなく、ただひたすらに、乳房を貪る「血飲み子」である。

 

ちなみに、ハワイ語では、赤ん坊のことをKamaという。Kamaには、「繋げる」「縛る」「強い欲望、意思、呑み込むほどの勢いのある願いの神、死を司るカナロアの別名とも言われる。そのため津波の神とも」「生贄」などの意味がある。

 

まさに、赤ん坊とは、次世代を「繋ぐ」存在であり、そして母やこの地球と密に「繋がった」存在である。

また、子が無心に母の乳を貪るように、「貪る、全てを飲み込む」存在だ。そして、子はいずれ、この地球を守るための、「生贄」となる。

 

つまり、自分の住む環境を自分の生を持って、守り抜き、この母なる大地の「生贄」となり、貪った、この大地の血を、自分の血であがなうのが、我々人間の務めなのである。

 

けれども、現代において、多くの人は単に貪るだけの、「血飲み子」に成り下がってしまったのか、ただこの地球からその恩恵を受けとるばかりである。

 

だからこそ、私たち自身が、「乳呑み子」であることを「kama」であることを、忘れないためにも、母を大切にしようでないか、父を大切にしようじゃないか。

そして、自分の血を贖い、この地球がまだ多くの存在にとってかけがえのない母であることを伝えよう。