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MAKOA ブログ

“Stay Aloha” 心 穏やかでいること。。。

クムと一緒に マウナケアに行ったとき、「ハッ そうだった。」
と思ったことがありました。

マウナケアに登る前、僕たちはお祈りをした後、クムとそのクムのクムの話を聞きました。

クム達は、マウナケアをハワイアンの人々がどう畏怖し崇めてきたかというものと、現在のマウナケアのおかれている状況をみんなにシェアしました。

その中で、こう、僕たちに大切なことを教えてくれました。

「今、マウナケアが置かれている状況はとても悲しい状況です。私たちにとって、祖先のルーツでもあり、宇宙につながる場所でもあり、そして自然サイクルになくてはならないマウナケア。

その頂上が数多くある天文台によって壊されつつあります。特に、私たちが危惧しているのは天文台というものが、人々の競争や欲望のために利用されていることです。

かつて、マウナケアは天につながる場所として、祈りがあり、平和があり、整った場所でした。

そのような場所に、天文台というもののせいで人間の欲望が渦巻くエネルギーが満ちあふれているのです。

この現在の状況を思ったとき、私たちは悲しみや怒りを感じてしまいます。けれど、それらの悲しみや怒りに身を任せてはいけません。

古来、マウナケアは祈る場所であり、整った平和で神聖な場所でした。そこに、いかに何があろうとも、悲しみや怒りといったネガティブな感情を持ち込んでは、天文台のネガティブなエネルギーと同調してしまいます。

そうなんです、天文台に対する憤りも天文台に関する人間の欲望も同じなのです。ネガティブなものは、ネガティブを引き寄せ、また強大になってしまいます。

だから、皆さんには知ってほしいのです。怒りや悲しみをどうかこの場所で沈めてからマウナケアに登りましょう。そして、真に愛をもってマウナケアに祈るのです。

Stay Aloha

この話で、「ハッ」としたのは、ネガティブなものに同調しやすいというものでした。クム達も天文台については、いつも怒ったり、悲しんだりしています。

けれど、できる限り、Stay Alohaでいること、特に祈りの場所に行くときは、そういった感情をできる限り捨てることが大切だということです。

スピリチュアルスポットまたは、パワースポットによく行かれて、特に、なにか見えない存在に対して敏感な方は、ついその場所のエネルギーなどに同調してしまいます。

かつて僕もそうでした。
例えば、生け贄の神殿に行ったならば、少しけだるくなったりしてしまい、嫌悪感を感じてしまいます。けれども、そうじゃないんです。

けだるいかもしれないけれど、そこに嫌悪感をもったり、鬱感をもったりする必要などなく、さらにはネガティブな感情を捨てなければならないのです。そうでなければ、そこで死んだ人の思いをまた増幅させてしまうのです。

いかに自分が変なものを感じても心静かに笑っていられる。そういうことが大切なんだと改めて思いました。

いたずらに、怖がったり、悲しんだり、怒ったり。。。。いやいや、静かに微笑んでる方が確かに楽しい!!!

***** mauna

クム達の話で、ふと宮沢賢治の「雨にも負けず」を思い出しました。

雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫なからだをもち
慾はなく
決して怒らず
いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく見聞きし分かり
そして忘れず
野原の松の林の陰の
小さな萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行ってこわがらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろといい
日取りの時は涙を流し
寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにでくのぼーと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういうものに
わたしはなりたい